2017年3月28日火曜日

《観劇感想文2》『超訳 恋の骨折り損』

《観劇感想文》

 
以下の文章は感想文です。私が観劇した芝居の記憶を、働きの悪い脳みそに刻むために書きます。ですから、

「馬鹿言っちゃイケないよ」

 という姿勢でお読みください。なお、写真が添えてありますが、無理を言って関係諸般からいただいたものです。くれぐれもお取り扱いにはご注意ください。

《観劇感想文》

楠美津香のひとりシェイクスピア
『超訳 恋の骨折り損』

パンフ


3/23(木) 19:00〜21:30 (途中休憩10分)

@まちなかぶんか小屋


 いつもの「ひとりシェイクスピア」。何回目だろうか?初めて観たのが、もうけっこう前のことなので覚えていない。
 軽快なテンポ、講談と演劇のミックスグリル、なんといっても、あのシェイクスピアを独りで演ったしまおうという大胆不敵、常識無視、奇想天外、荒唐無稽・・・、つまり、他に類がいない唯一無比、宇宙随一の舞台なのだ。これがひっくり返るほどオカシイ。すっかり病みつきになってしまった。

こういう説明はありがたい。


 『恋の骨折り損』は、上にあるの楠さんご自身による「美津香通信」にもありますように、シェイクスピアの作品としては評価が低いようです。それにも関わらず「超訳」してしまうのは、どうしてなんでしょう?

 楠さんは「小ネタとダジャレとショートコントのバラエティ番組」とおっしゃいます。
 あえてもっと言うと、「ぜんぶ見せます聞かせます、ことばのレトリック(修辞法)」ということなんですね。
「小ネタとダジャレとショートコント」が速射砲のように飛び出します。それらをシャワーのように浴びていればいいのでしょう。それはそれで爽快感があります。

配布されたハガキです。いい感じです。
上演の模様は、「まちなかぶんか小屋」のフェイスブックでご覧ください。

 ただし、敢えて今回私が観た範囲では、まれに空砲が混じっていました。残念。

 私が初めて見たときから、けっこう年月が流れました。観る私も演じる楠さんも、経年変化がつきまとう頃です。それなりの対処が必要なのかもしれません。もちろんまだまだお元気な年代なのですが、でも、昔とは違う部分が出てきているのではないか?

 世阿弥の有名なことば「初心忘るべからず」というのがあります。これにはあと二つあります。
 それは「ときどきの初心忘るべからず」と、[老後の初心忘るべからず」です。楠さんにはまだ3つ目は無関係です。が、二番目のは気にすべきかと・・・。

 このあと、どう展開されるのか?そこをちゃんと見届けたい、という思いで「パスポート」を購入しました。全部、観ます。※パスポートについては、次の記事に掲載します。

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